【第3回】JSフレームワーク(またはライブラリ)× ビアバッシュ 初心者勉強会 in秋葉原 に行ってきた
お酒を飲みながらの勉強会、交流会!楽しくフロントエンド開発を語りませんか!と書いてあったので行ってきました。
ビアバッシュ とは
ビアバッシュ(Beer Bash)とは、懇親会の一種としてビールやピザを食べながら語らう形のイベントで、シリコンバレーなどでよく開催されてとかいうなんかそんなの。
どうだった?
一応 LT は各自5分間という事だったのですが、しゃべりたい事があればずっと喋っていられるのでその辺は私が東京のはずれによく行く某PMと同じノリかもしれません。会場を抑えている時間がたぶん18時から21時の3時間ぐらいまでだったので結構お酒飲みながら歓談する時間が短くて残念でした。
なので LT 終わった後すぐに目当ての人に話しかけないとすぐにタイムオーバーになると思います。
詳しいタイムスケジュールは以下のような感じです。
あとご飯は各自食べていかないとお腹空きます。
LT の内容
- 既存のレガシーシステムをモダンにするためにしているこ
- Apolloの紹介とこれから
- Blazor C# から始める Web フロントフレームワーク
- 個人サービスをローンチして、本当にあったここだけの話
- カスタムフィルタを階層化してテンプレートエンジンを使い倒す
- react-dnd と react-easy-state
- LTでマサカリに備える盾としての心得
既存のレガシーシステムをモダンにするためにしていること: @comuttun
10年以上の歴史のあるサービスのレガシーな Web Service を一部 SPA 化したお話。常に改修のタスクが発生する為リプレースする人的なリソースはないが試しに局所的に SPA 化したところすんなり適用できた模様。
興味深い話だったのですが Controller と Template Engine の従来のページの一部(参照系)を WebAPI + nuxt.js で適用したという事なのですが、元々あった Controller と Web API の関数は共通化できたのか、それとも別々にメンテする必要があるのか、元々あった Controller は削除したのでその心配はないのか、という質問をしたかったです。
実はLTが矢継ぎ早で質疑応答の時間がなかったのと交流会の時間が短すぎて聞けなかったのが残念です
Apollo の紹介とこれから: @kdnk
GraphQL を実際に使ったお話。たぶんこの話は聞きたい人多かったんじゃないかと思います。この後 GraphQL をお題にして、話したい人たちで GraphQL について語りました。
Tip for OSS: @kuwahara_jsri
npm publisher になるためのお話。ひと昔前は module を公開しないと1人前でないと思ってた時期が自分にもありました。でもそれは決して間違いではないと思うのでそういうメッセージは時折発信してもらうのはありがたいです。
VueJSで工事写真報告ツールをサーバレスで作ったけどだんだん辛くなってherokuに移行した話: @rsooo
サーバレスが流行っているので逆に Heroku に戻る話なのかと思って不思議に思って聞いていました。
最初は画像を雑に S3 に投げ込んでいたがだんだん履歴を追いたいという要望が増えたので機能を増やしたがサーバレスにしなくてもいいじゃないかと思えるようになったので Heroku に移行したとのこと。不慣れなツールを使わなくても良いとし、その都度チームに最適なツールやミドルウェアを選定するほうが賢いなと思いました。
Blazor C# から始める Web フロントフレームワーク
実はこのときトイレに行ってしまい*1話を聞いてなかったです。すいません。
個人サービスをローンチして、本当にあったここだけの話: @Fujiyama_Yuta
個人的に一番印象に残ったトーク。ビンゴゲームを Firebase で作ったそうです。Firebase Realtime Database の特性をうまく活用したナイスアイデアの上にビンゴゲームは地味に用意大変なので結構需要があるのではないかと思っています。
交流会の時間が始まって真っ先に話しかけたのですが、交流会の時間少なすぎてあっという間にお話が終わってしまいました。
カスタムフィルタを階層化してテンプレートエンジンを使い倒す
SPA にするほどの場面でもないのでテンプレートエンジンを使うという話。結構もっともな話だなと思いました。個人的には何をしたいかによって使うツールを使い分けるべきだと思うので SPA がいくら流行っているからといってそれをすると too much になる場面はあるのでこういう昔ながらの作法を聞かせてもらうのは結構大切なんじゃないかなと思います。
react-dnd + react-easy-state: @okamuuu
以前書いた記事(http://okamuuu.hatenablog.com/entry/2018/05/23/231836)をもう一度頭の中で整理して LT してきました。
で、発表したスライドはこちら: https://speakerdeck.com/okamuuu/2018-08-04-dot-js-beer-bash
ざっくり説明すると react で Drag and Drop するときに react-dnd っていう便利なライブラリがあるんだけど結構 state を引き回すのが大変だからそんなときは react-easy-state っていうモジュールの事を思い出すといいですよ。
state を component と切り離して管理するのはもちろん redux などでもできるんですが、そんなに大げさな事したくない時にとっても便利です。
LTでマサカリに備える盾としての心得: @FruitRiin
タイトルのとおり、登壇者にとってはマサカリのような言葉が生まれてしまう、その背景はエンジニアとして正しい情報をみんなで共有したい。まあそんなんですけどねえ。というお話。まあ個人的にはみんなの幸せを守るためならマサカリになっても仕方ないと思うのですが、自己満足なマサカリになってしまったら悲しいですよね。
パネルディスカッション
というわけで LT の中から一つ議題を選んでそれについて興味がある人たちで話し合うのをみんなで生暖かく見守る時間となりました。
GraphQL について話し合ったんですがフロントエンドの人たちは概ね GraphQL を 好意的に捉えていたんですが、サーバーサイドのエンジニアが異議をとなえていました。というか主に私ですが。
Beer Bash ということもあってお酒を飲んでいたため若干記憶が遠のいているのですが「わざわざ GraphQL に変えるコストに見合う成果があるの?」っていうような事を言った気がします。マサカリをなんとかしようというエモい話の直後に思いっきり投げた気がしますけど。
最終的には色々な意見が出てきてなかなか良い着地ができたと個人的には思っています、たぶん。記憶をなんとか回収して別の記事でまとめたいと思います。
まとめ
JS の勉強会に参加したのは初めてだったんですが、想定していたよりも勉強になりました。あとビール飲みながら、だと気楽でいいですね、とはいえ運営がかなり真面目にやっているのでちゃんとしている勉強会でした。また次回も開催されるらしいです。
あとそれから
私はフリーランスのエンジニアで絶賛お仕事募集中です。フロントでもサーバサイドでもAnsible から React まで対応できます。
*1:この会は休憩は各自が適宜にとる方式